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さまざまな色づかいで心が癒されていく パステルアートの魅力

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Text and Photography by たなかのりこ

「カラーセラピーとの出会い」

さまざまな色づかいで心が癒されていく パステルアートの魅力

もともとはアーユルヴェーダ式のオイルマッサージの勉強をし、お仕事にいかされているささき先生。
マッサージを通して人と出会っていくうちに「マッサージをして体を楽にしていっても、結局は心が癒されないと痛みや苦しみが繰り返されてしまうのでは・・・」と感じるようになる。

そして、カラーセラピーというものに出会い、人が色によって癒されていく様子を目の当たりにする。そもそもカラーセラピーを知ることになったきっかけは素敵な先生との巡り合わせだったのだとか。まさに運命の出会いともいえるだろう。

「描いたもので人を判断しないパステルアート」

さまざまな色づかいで心が癒されていく パステルアートの魅力

「人を癒す仕事がしたい」そんな思いが実現し、今は本来のオイルマッサージの他オーラソーマ式カラーセラピーによって幾人もの人たちを癒すお仕事をなさっている。その実現はやはり「色」が生み出す本来の癒しについて学ぶことに由来する。
そしてその「色」についての探求がパステルアートの世界へとつながっていったのである。

パステルアートとは、パステルを削りそれを指につけて想いを描いていくもの。基本的には15センチ四方の画用紙にセロハンテープで縁取りをほどこしたものに幾重にも色を重ねながら作品を描いていく。作品が仕上がったところで縁取りのセロハンテープを剥すと、描いた作品に白い縁がきれいに浮かび上がってくるようで作品が映える。例えば他の絵画などであれば、各々描いた作品について色の選び方や線の描き方などで第3者がその人となりを判断したりする場合がある。

しかし、パステルアートは描いたもので人を判断しないのだという。パステルアートは描く際に、それぞれがその時に必要と思われる色を選択して描いていくことより、自分自身が癒されていくもの。描いた後にそれで人を判断しないということがパステルアートの大きな特徴である。

さまざまな色づかいで心が癒されていく パステルアートの魅力

「パステルアートの魅力」

形があるようで無いような、何とも不思議な色づかいとふんわり感は見ていて引き込まれていくような感覚になる。

実際、先生の作品を見させていただくうちに一つの作品に心を奪われ、他を拝見してはその作品にまた戻るということを何度もした。
その絵の特徴を言うなら黄色の円が描かれた作品。しかしながら、単純なものではなく黄色、オレンジそして縁にしたがって重ねられた薄いきれいな緑色が織り成す色使いによって、円は平面ではなく立体的に飛び込んできて私の心に響いた。

見ていると何だか涙が出てくる。感動で涙があふれる・・・そんな何かのタイトルのような言葉も、その作品の前では現実に起こったのである。
自由な発想をしながら、意識せずその時に自分に必要な色を選択していき一つの作品として仕上げていくという作業は、何かと刺激されてずれて行きがちな現代人の感覚の中で必要な作業ではないかと思う。

先生の元に通われてこのパステルアートを学ばれている方の言葉に「洋服は自分に合った色という視点でしか選べないけど、画用紙の上では自由。パステルアートでは色を選ぶことに可能性が広がる。」とあった。普段の生活の中では、自由にしていると思いながらもどこか制約があると感じることもあるが、パステルアートの世界の中では本当に心が自由でいいのである。

インタビューデータ(サロン詳細)

主催者
ささき ゆき
場所
秋田県横手市横山町(自宅) / 秋田県横手市横山町朝日が丘 (ギャラリーmint)
活動の内容
パステルアートの教室
月に2回ほど行い2時間2,000円(詳しい日程は要問い合わせ)
オイルマッサージ・カラーセラピーは随時 要予約

 

フードコーディネーター たなかのりこ

フードコーディネーター たなかのりこ

フリーライターでフードコーディネーター。ズバリ「おいしい」という感動を伝えたくて書き続ける。
只今食と住のはなし更新中。
自身でも男性のための料理講習「メンズクッキング」で講師をし、学ぶ→伝える(教える)を実践中。まだ知らない学びの場の発掘のため、いろんな所に出没します!