音楽を聴いて形にする瞬間が、いい。
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Text and Photography by たなかのりこ
「ドラマティックコミュニケーション」
バレエの動きを活かし体全体でどのように相手に気持ちを伝えるかを学ぶ。そんなコンテンツを提案しているのは株式会社MANY ABILITIES代表取締役の野原秀樹氏。アート・エンターテイメントをもっと身近にしたい!という思いから昨年の起業に至った。もちろん現在も教室でバレエの指導や振り付けを行っている現役のバレエダンサーである。
1.姿勢・歩き方を気遣い、
2.笑顔を恥ずかしがらず、
3.アイコンタクトを意識する。
そして
4.ボディーランゲージによって会話を楽しくさせ、
5.会話のペースにリズムを持たせたり、メリハリをつける・・・。
この5つの要素は私たちが誰かとコミュニケーションを図るときにとても重要なポイントである。
分かってはいるものの、そうそう簡単にこの5つをバランス良く発揮してたくさんの方々とコミュニケーションが取れている訳でもないのが現状だ。
「身体もコミュニケーションツール」そうおっしゃる野原先生は、バレエなどで行われる表現するという行為が、実は立ち振る舞いや表情の豊かさそして声の出し方やアイコンタクトの取り方に共通し、それらが一体となるからこそ相手に伝わるのだという。
しっかりと相手に伝わる自分の思いが時には感動を生んだりする。まさにドラマティックコミュニケーションである。
「バック転がしたかった!」
幼少の頃からバレエを・・・そんな経歴をお持ちなのかと思えば、意外にもバレエを始めたのは高校生になってからだという。小・中学校時代に野球で汗していた少年が、なぜ高校で体操部に!と素朴な疑問をぶつけてみると、友人が体操部に入ったことが影響したことと、そして
「バック転がしてみたかった。」
という答えが返ってきた。
バック転ができたらモテルかも!そんな風に純粋に思った高校生の男の子が、学祭でのクラスの出し物としてミュージカルを演出することになったのは、やはりそこに運命があったのでは?と思う。
高校生でパフォーマーとして開眼した先生ではあるが、実は人生で初めて振付したのは幼稚園のときだという。即興で歌に合わせて振りを考えた園児の頃に感じた体の中から湧き上がるような感動を、今も鮮明に記憶しているそうだ。
「表現する事を楽しむ」
高校生で表現するという事の楽しさを再確認し、パフォーマンスというものに真っすぐ向かい合おうとした先生が、ジャズダンスを学ぶことからスタートしてバレエの世界へと至った経緯の中で、キッカケとなったのは何だったのかと取材した内容を振り返ってみた。しかし、そこにはどうも必然という言葉しか浮かんでこない。
何かを始めるときには必ず理由があるはず。理由の大小は人ぞれぞれであるが、始めるという行為の前には背中を押す何かがあると思っている。それをキッカケとして新しい事を自分の人生に取り入れ、さらに前に進んでいく。人生を楽しむために必要な「後押し」がキッカケと思っている筆者、そしてそれは今も変わりがないが、野原先生の場合は、進んでいく道に運命のかけらが散りばめられているように感じた。運命のかけらを意識せず拾いながら進んでいたら、大好きな世界で自分を思いっきり表現できる環境になっていた・・・そんな風に思う。
自分が楽しくなければ人に楽しいという表現が伝わるはずがない。これはよく言われる話なのかもしれないが、先生から伝わる自然な空気感は、ご自身のお仕事が楽しくて仕方がないという感じがした。キッカケを掴むことに気を取られていたら運命のかけらに気がつかずに過ぎてしまうこともあるのかもしれない。
バレエの指導者として、また振付師として、さらに各種セミナーの講師としてお忙しい野原先生はボランティアで慰問公演も続けながら、アート・エンターテイメントを身近にするべく、活躍されている。
- 主催者
- 野原秀樹
- 教室名
- ヒデキバレエ
- 場所
- 蒲田スタジオ
〒144-0051 大田区西蒲田6-23-4 1F
小竹向原スタジオ
〒176-0067 板橋区小茂根1-9-5 FM12コモネビル2F - 教室の詳細
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レッスン料
入会金:5,000円
ビジター(未入会):3,000円
体験レッスン(要予約・1回のみ):1,000円
1レッスン:2,500円
チケット
3回レッスンチケット:7,000円(2ヶ月有効・全クラス受講可能)
5回レッスンチケット:11,500円(3ヶ月有効・全クラス受講可能)
10回レッスンチケット:22,500円(6ヶ月有効・全クラス受講可能)
レッスンスケジュールはHPでご確認下さい。
- 問い合わせ
- TEL:047-386-7853
info@hideki-ballet.com - ホームページ
- http://hideki-ballet.com
インタビューデータ(詳細)
フードコーディネーター たなかのりこ
フリーライターでフードコーディネーター。ズバリ「おいしい」という感動を伝えたくて書き続ける。
只今食と住のはなし更新中。
自身でも男性のための料理講習「メンズクッキング」で講師をし、学ぶ→伝える(教える)を実践中。まだ知らない学びの場の発掘のため、いろんな所に出没します!